海外研修制度

2016年11月11日

海外研修生だより【1】
 サンクトペテルブルクで勉強中!──3人の研修生を紹介します。

 東京バレエ学校では、昨年度より「海外研修制度」を実施しています。
 今年度も、東京バレエ学校Sクラスの生徒を対象にオーディションが開催され、2名の研修生が選ばれました。彼らは9月から第1期生1名とともにワガノワ・バレエ・アカデミーで学んでいます。
 この制度のもと、昨年は第1期生がロシア、サンクトペテルブルクのワガノワ・バレエ・アカデミーで研鑽を積みました。8月に開催された当校のスクール・パフォーマンスでは、研修生を担当しているニコライ・フョートロフ氏の指導のもと、第1期生と第2期生が一緒に発表する機会も設けられ、その活き活きとしたパフォーマンスに、客席から大きな拍手が寄せられました。
 ここでは、彼らからの報告をもとに、現地のバレエ学校の様子や研修生たちの生活ぶりをお伝えしていきます。
 今回はまず、サンクトペテルブルクに留学中の、3人の研修生をご紹介します。


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今年度の海外研修生たち。左から南江祐生、吉江絵璃奈、山下湧吾。「今日のレッスンはレペザル(1番有名なスタジオ)でした!」



それぞれの思いを胸に

 紅一点の吉江絵璃奈は、東京バレエ学校Sクラスの生徒として、オーストラリア・バレエ団日本公演をはじめ、さまざまな舞台で子役として出演するという貴重な体験をしてきたそう。その体験が、より真剣にバレエに取り組むきっかけとなったのかもしれません。
「自力ではなかなか入学することが難しい学校に、サポート付きで学びに行けることが魅力でした。ワガノワ・バレエ・アカデミーは小さい頃からの憧れの学校で、このオーディションで掴んだチャンスを無駄にしないように、強い意志を持って学んでこようと思いました」
 ゲスト講師によるBoys-Sクラスの開催を知って東京バレエ学校への入学を決めたという山下湧吾は、「世界に出て、バレエだけではなく違う文化にも触れてみたいと思ったこと」で、海外研修を志望したそう。「まさか自分が行けることになるとは思っていなかったので、行ってもいいものか、とも思っていました」と振り返ります。
 南江祐生は昨年度も海外研修生としてワガノワ・バレエ・アカデミーで学び、これが2年目の挑戦。「バレエはもちろんのこと、バレエが発展してきた背景にある文化や歴史も学びたく、バレエ留学への憧れもあったので、応募しました。受かったときは、嬉しさと同時に、誰もが来られるわけではないことや、支援を受けて来させてもらえていることを忘れずに頑張ろうと、身が引き締まる思いもしました」

 それぞれが、さまざまな思いを抱いて取り組む海外でのチャレンジ。毎日のレッスンや慣れない海外での生活など、彼らから届けられる海外研修生活レポートに、ぜひご注目を。

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サンクトぺテルブルクの街並み 南江祐生撮影



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サンクトぺテルブルクの街並み 山下湧吾撮影